災害時に 鍋帽子を使って パッククッキング


 ~ 非常時こそ いつもの味を~

台風などの自然災害が起こり、ガスや水道が止まった時に役立つパッククッキングについて、会員が学び合い、更に、まちだくらしフェア、生協主催の講習会でも講習をしました。既成のパックごはんやレトルト食品がなくても、高密度ポリエチレンの袋と鍋を使って、少量の熱源でごはんやおかずをつくれます。鍋帽子 を使えば、更に省エネと時短になり、おいしくできます。          

 


〈材料〉

ごはん(1人分)

 無洗米   1/2合(90ml)

 水    1/2合

 

豚汁(1人分)

 大根    25g    薄切り

 人参    15g    〃

 ゴボウ    5g    〃 

 油揚げ    5g … 短冊切り 

 豚小間切れ 20g … 1口大に

 ネギ    適宜

 粉末だし  小さじ1/2

 味噌    小さじ1.5(9g)

 水     150g

 

サラダチキン(5~6人分)

 鶏むね肉皮なし 1枚(約250g)

 砂糖    大さじ1

 塩     小さじ1

 粗挽き胡椒 適宜

    レモン汁  大さじ1/2

*鶏むね肉に調味料をまぶす

 (付け合わせ)レタス・トマトなど

    オリーブオイル 適宜

    (サラダチキンのつけ汁とドレッシングに

  するのに  適宜使用します。)

 

さつま芋のレモン煮(5~6人分)

 さつま芋  300g

 砂糖    小さじ2

 はちみつ  小さじ2

 レモン汁  小さじ1

 塩     少々

*さつま芋を1㎝くらいの厚さに切る 



ごはんの作り方

1. ポリ袋(高密度ポリエチレン)に米と水を入れる。

 1/2合の量が一人分として食べやすく炊きムラもない。 

 災害時、計量カップが無くても、紙コップなどで米と水を同量入れるとよい。(同じ重さではない)

2. ボウルに水を張り、1を水に沈めて袋の中の空気を抜くようにねじりあげ、袋の上部で結ぶ。

 30分おく。

3. 袋が鍋底に触れないように、布巾とお皿、ザル等どれかを敷く。 

 

豚汁・サラダチキン・さつま芋のレモン煮の作り方

1. ごはんと同様にポリ袋(高密度ポリエチレン)に調味料も入れ、空気を抜き上部を結ぶ。

2. ~4. ごはんと同じ手順

5. 沸騰したら火を弱め5分加熱。(鍋帽子を使わない時は20分)火を止め、鍋に鍋帽子を被せ20~30分

 そのまま蒸らす。(鍋帽子を使わない時も20~30分放置。豚汁20分 サラダチキン・さつま芋の

 レモン煮30分)

 

 

左側:豚汁の材料をポリ袋に入れたところ

右側:米と水をポリ袋に入れたところ

ごはん、豚汁、サラダチキン、

さつま芋のレモン煮も一緒に鍋で湯煎した状態

鍋帽子をかぶせて20~30分おいているところ